電気凝固療法(鼻粘膜電気凝固療法)
~電気凝固療法~
(鼻粘膜電気凝固療法)
アレルギー反応が起こる下鼻甲介を電気で焼き縮めて反応を起こりづらくする治療方法です。
メリット
電気凝固療法(でんきぎょうこりょうほう)はアレルギー反応を起こす下鼻甲介を電気で焼き縮めることで症状を軽減させる治療法で、以下のメリットがあります。
- ・花粉の飛散時期でも症状が軽くなる、もしくは症状が出なくなる(特に鼻づまりに効果があると言われています)
- ・薬を飲まなくても良いようになる
電気凝固療法を受けた7割の方が上記のような効果を感じられており、薬の服用を控えたい妊娠希望の方や、薬を飲むと眠くなる方、薬だけでは症状が抑えられない方にお勧めの治療法です。
なお、当院では症状が重い方向けに実施しております。薬で症状をコントロールできる方には薬の服用をご提案致します。
電気凝固治療法を受けるまでの流れ
電気凝固療法が適しているか事前に確認致しますので、まずは当院を受診してください。
手術に適していると判断された方は会計にて施術の予約を取ってください。予約当日はご予約時間の15分ほど前にお越しください。
電気凝固治療法の治療方法
鼻の中に麻酔をします。
この麻酔は注射を使わず、麻酔薬をしみ込ませたガーゼを鼻に詰めるだけですので痛みはありません。
麻酔が効くまで10~15分程度お待ちいただきます。
麻酔が効いているか確認の後、下鼻甲介をサージトロンという機械で焼きます。(表面麻酔が効いているためほとんど痛みは感じません。中には少しツーンとする方もいらっしゃいますが、気にならない程度です。)
麻酔の時間を合わせても施術は20分ほどで終了します。当日の混雑具合にもよりますが、受付からお会計まで1時間をみてもらうと充分かと思います。
当日の処置等の内容によって異なりますが、費用は3割負担の方で両方の鼻を施術しておおよそ1万円です。
電気凝固治療法の注意点
手術後一時的に粘膜が反応し、数日間は鼻づまりがひどくなりますので、花粉症の飛散時期や、風邪をひいていらっしゃる時は施術ができません。